ドラム教室で教える事、自分ではやらない事

drummer1
高2の春から1年ほど、ドラム教室に通った。すでにスティックと練習台は持っていて、リズム&ドラムマガジンは創刊号から毎号買ってルーディメントの自己練習とかはしていたけど、さすがに生ドラムが叩きたい。
最初はたまたま見つけた二俣川のヤマハ音楽教室。週1回30分の個人レッスンで、高校生の小遣いで通えるくらいだから月謝はそんなに高くなかったと思う。

初日にテキストみたいのを渡されて、お決まりのエイトビートのパターンをいくつか叩かされる。ある程度叩けることは証明出来たので、すぐに中級レッスンかなと期待していたら意外な展開が待っていた。

メトロノームに合わせて同じリズムパターンを延々と叩かされる。オカズも入れずに最初は1分間、次は3分。ミスったら最初からやり直し。出来たら別のパターン。

(こんなことよりカッコいいフレーズの作り方とか、ルーディメントの応用とか、実戦的なテクニック教えて欲しいんですけど)

しまいには生徒に叩かせてる間、講師がスタジオの外でタバコを吸う始末。

回を重ねるごとにだんだん複雑になっていって、オカズも入れるようになったと思うけど、数か月の間ほとんど反復練習ばかりしていて、技術的な事を教えてもらった記憶がない。

レッスン後につまらなそうにしていたためか、唐突にダブルストローク時の指の使い方を教えてもらったことくらい。

ただ、この時の経験がいかに貴重だったかは数年後に理解できるようになる。

初心者にありがちな現象として、オカズを入れたりリズムパターンが変わったりするたびに走ったりモタったり、テンポが一定しない。これはなかなか治らないのだが、任意の4小節をしっかり叩くためには3分くらい乱れずに叩き続けられる能力が必要という事だろう。

当時はそんな事は理解できず、そろそろ辞めようかなと思っていた頃に、講師が桜木町でやっている別の中級スクールに来ないかと誘われた。新しいスクールは集合形式で刺激もあって面白かったのだが、そこに移ってもついていけるだけの基礎固めの期間だったのかなと今は思う。
2020/01/24 0
#ドラム初心者
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